医療過誤について

医療過誤に関する損害賠償請求が認められるためには、以下の要件が必要です。

• 病院側に「過失」があること
• 病院側の過失と患者に後遺症が残った、あるいは患者が死亡したという結果との間に「因果関係」があること

過失や因果関係の有無を判断するには、医学知識にもとづき調査・検討する必要があります。

医療過誤に詳しい弁護士に相談することによって、医学・法律の両面から医療機関側が損害賠償責任を負うどうかの調査・検討が可能です。
証拠としてカルテを入手する必要があります。
まれに、悪質な医療機関の場合、カルテが改ざんされることもありますが、裁判所による証拠保全手続を行うことで改ざんを防ぐことも可能です。

それまでの相手方病院での診療の経過をお聞きします。 その上で、医療ミスが考えられる場合、次の医療調査の段階に進みます。

カルテ・レントゲン・ＣＴ等の診療に関する記録を相手方病院から取り寄せた上で、協力してくれる医師に医療ミスの有無について意見を聞きます。協力する医師も医療ミスを認める場合、次の示談交渉または損害賠償請求訴訟の段階に進みます。

なお、診療に関する記録を相手方病院から取り寄せるにあたって、病院がカルテを改ざんするおそれがあることがあります。そのような場合、裁判官とともに、抜き打ち的に相手方病院に行ってカルテ等のコピーをとる、「証拠保全」という手続をすることもあります。

協力医師も医療ミスを認める場合、病院に対して損害賠償を求めるために、示談交渉をするか、裁判所で訴訟を提起することとなります。

示談交渉をしても病院が損害賠償に応じない場合、損害賠償請求訴訟を提起することとなります。病院は、示談交渉の段階では損害の賠償に応じないことが多いため、示談交渉をせずに損害賠償請求訴訟を提起することも、しばしばあります。

示談交渉または損害賠償請求訴訟を提起するにあたっては、損害賠償請求が（相手方病院または裁判所によって）認められる見込みと、損害賠償金としてどの程度の支払いが見込まれるかについて、あらかじめご説明いたします。

横谷法律特許事務所は、広島市中区にある法律事務所です。
広島市を中心に呉市、東広島市、安芸高田市、山口県や岡山県、愛媛県など近隣県などにお住まいの皆さまの医療過誤などあらゆるお悩みの相談やトラブル解決を承ります。お客様に対しては、法的観点からみた現在の状況と今後の見通しについて、できるだけ詳しくわかりやすくご説明いたします。お困りのことがありましたら、ぜひ当事務所にご相談ください。

弁護士として約20年間、医療過誤問題に注力してまいりました。
医療過誤は解決までに時間のかかるケースが多くあります。
できるだけ時間や費用がかからないよう、初回相談の際に問題を見極め、今後の見通しをお伝えするようにしております。
また、初回相談無料は無料ですので安心してご相談ください。
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